2026.04.17
シーリングのない家。光は上からじゃなく、そばに置いてみない?
私の家には、シーリングライトがありません。
その代わりに、スタンド照明がたくさんあります。
明るくて、バッと照らすような光は少し苦手。
家に帰ったら、優しい光と、ほのかな香りに包まれていたいから。
(香りはもちろん FARINA)
きっと、みなさんには少し暗い家に見えるかもしれません。
ときには、キャンドルだけで過ごす夜もあります。
インテリアデザインの仕事をしていて、いつも難しいと感じるのが照明計画。
「明るい」「暗い」の感じ方は、人それぞれ違うからです。
でも今はLEDのおかげで、調光・調色が自由にできる時代。
空間に合わせて光をコントロールできるのは、とても魅力的ですよね。
さらに、壁紙の色によっても光の感じ方は大きく変わります。
私の大好きなこの部屋は、スタンド照明が主役。
壁の色も濃いので、やっぱり夜は少し薄暗い空間です(笑)

Lladro Belle de Nuit - フロアランプⅡ Multi
Lladro Belle de Nuit - ラージランプ Black
ベッドルームも同じ。
小さなスポットライトでシルクのカーテンを照らし、あとはスタンドがひとつだけ。
天井と壁を同じ色で包み込んだ、大好きな空間です。

ゲストルームも、シーリングライトはありません。
ブラケットとスタンドだけです、夕刻からここでアペロも悪くないです。

Lladro Belle de Nuit - ウォールライト2 Multi
和室にも、もちろんシーリングライトはありません。
床からのLEDが金箔の壁をやさしく照らしています。
光の色も変わるので、時間によって表情が変わるのも楽しみのひとつです。

キッチンは、手元の明かりも家具の中からの間接照明のように仕込んでいます。
必要な場所にだけ光を置く
それが私の照明の考え方です。
スポットライトはありますが、
“バッと照らすシーリングライト”はやっぱりありません(笑)

ペンダントライトは大好きな存在。
空間にとってのアクセサリーのようなものです。
海外の照明にフェイクフラワーをデコレーションして、少し華やかに。
DÉCORを変えようと思いつつ、気に入りすぎてそのままになっています。
スタンドのシェードには壁紙を巻いて、キッチンの棚とリンクさせています。
スタンド照明だって、着替えたくなりますよね。

玄関には、最近新しく迎えたペンダントライトを。
LLADRÓ のものです。
このサイズと色に一目惚れしました。
帰ってきたとき、この灯りが迎えてくれるだけで、心からホッとできます。

Lladro Firefly - ハンギングランプ Pearly(パーリー)
そしてこれからの季節は、光を連れてバルコニーへ。

このテーブルランプもLLADRÓ。
コードレスなので、どこへでも一緒に連れて行けます。
光を少し意識してみるだけで、とても楽しくなります。
ワインを飲んでいるときも、グラスに映る光に、ふと心が動かされるんです。

最後に、最近手がけたお仕事の一枚。
光がやさしく包み込むこの空間は、
亡くなった方が最後に過ごすお部屋へと続く入り口です。
ご遺族が、大切な時間を静かに過ごすための場所。
壁紙のデザインも大切ですが、
やはり“光”が、気持ちを整えてくれるのだと感じています。
最後に過ごして頂く各お部屋、心を込めてデザインしました。
もちろん、ここにもシーリングライトはありません。

光は、ただ空間を明るくするものではなく、
心を整えてくれる存在なのかもしれません。
上から照らすだけではなく、そばにそっと置く光。
そんな灯りのある暮らしを、これからも大切にしていきたいと思います。
名古屋ショールーム
仙台ショールーム