世界最古のオーデコロンブランド「FARINA」


【ブランドについて】

世界最古のオーデコロンブランドがついに日本に上陸いたしました。

 

1709年、このブランドはイタリア人調香師ヨハン・マリア・ファリーナによって生み出されました。


ベルガモット、レモン、オレンジを香水に使う――――

当時としては、常識はずれとも言える発想。


ムスクやアンバー、動物性の香料を多用した重く甘い香りが主流だった時代に、

これほどまでに軽やかで透明感のある香りが登場したことは、

フランスでも大きな話題となりました。


その革新性から、

「香水の革命」とまで称されたのです。


当時のフランスは絶対王政の最盛期。

香水は富と権力の象徴であり、特権階級のための贅沢品でもありました。


そして18世紀末、

ナポレオン・ボナパルト(ファリーナを長年愛用した著名人のひとり)は、

ただの嗜好品としてではなく、日常の必需品、さらには戦場への装備として携帯し、

極限状態の中で精神を集中させるために纏っていた――――

そんな逸話も残されます。


彼の影響もあり、オーデコロンは軍人、知識人、市民へと伝わっていったそうです。





【私がファリーナに出会うまで】

私がファリーナと出会ったのは2021年の夏。

南仏・グラースで香水を学んでいた時の事です。


同じクラスで学んでいたクラスメイトの1人が

Louise Farina。


そう、彼女はファリーナ家の9代目後継者でした。

(当時の彼女はまだ学生)

その事実を知ることなく、私たちはただのクラスメイトとして、ひと夏をグラースで共に過ごしました。





Louiseがクラスにいたおかげで、私たちは思いがけない特別な体験をすることになりました。

香水の歴史を学ぶ授業の中で、なんとオーデコロン誕生の秘話を8代目当主である彼女のお父様から直接講義していただける機会に恵まれたのです。

教科書や資料では決して知ることのできない、

言葉の端々に宿る家系の記憶と、300年以上受け継がれてきた香りの哲学。


それは香水を「学ぶ」という枠を超え香りの歴史を生きた言葉として体験する時間でした。

 

 

 

 

【2025年 Louiseとの再会】

そして無事に卒業を迎えた私たちが、2025年に再び再会し、ビジネスパートナーになるとは、その時はまだ知る由もありませんでした。


2025年2月ミラノで開催された世界最大級の香水展示会Esxence。


そこで再会した彼女はすでに一人のキャリアウーマンとして歩み始めていました。


久しぶりの再会を懐かしみながら、自然と話題は将来のビジョンへ。

「いつか日本にファリーナを届けたい」

そんな想いを、私たちは共有することになったのです。


まさかその夢がこれほど早く実現するとは思ってもいませんでした。

Louiseにとっても、そしてファリーナという300年以上続くブランドにとっても、

弊社は200年ぶりに誕生した唯一のディストリビューターだったそうです。


彼女のキャリアの一端を担えたこと、そしてブランドの新たな歴史に関われたことは、

私にとっても非常に感慨深い出来事でした。

 

 

 

【ファリーナついに日本上陸!!】

そして2025年10月。

伊勢丹新宿本館で開催された香水の祭典

**「Salon de Parfum」**にて、

ファリーナは日本での華々しいデビューを果たします。

 

【最後に】

300年以上前にケルンで生まれた一滴の香りは、時を超え、再び新たな土地、日本へ渡ってまいりました。

1709年、ケルンで生まれたオーデコロン。

その歴史ある香りが時を超え、今こうして日本に届けられたことを心から嬉しく思います。


一人の香水を学ぶ場で出会ったご縁が、時を経て、再会し、そしてビジネスパートナーとして結実したことは私自身にとっても特別な物語となりました。


香りは、ただ身に纏うものではなく、時代や文化、そして人々の想いをつなぐもの。


ファリーナのオーデコロンが日本においても、日常を整え、心を澄ませる存在となることを願い、これからも誠実に向き合って参ります。


今後のファリーナの歩みをどうぞ温かく見守っていただけましたら幸いです。

 

 

Writer
西條 伶菜

ファリーナ / インダルト パリ 国内総代理店/株式会社芳恩舎 代表取締役
フランス南仏グラースにて香水を専門的に学び、調香理論と香水史、ブランド背景への理解を深める。
ブランドの香りと哲学を尊重しながら、日本の感性とライフスタイルに寄り添う形で香りを届ける事を使命とし、ブランドストーリーを大切にした展開を行う。

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